ワークショップデザインのために読んだ方がいい本~KC編~

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こんにちは。Dのけーしーです。
今回はおススメの本を3冊紹介するコーナーなのですが、正直とても悩みました。
あんまり思いつかなかったんですね。
そして気づきました。
勉強不足なんだなって。
そんな僕が恐縮ですが、紹介していこうと思います。

KCがおすすめする3冊

正直、「働く」に関しての本をあまり読まない僕ですが、最近勉強になったのは夏目漱石の「道楽と職業」です。仕事を「道楽」と「職業」に分けて、わかりやすく説明しています。基本的に働くというのは「人のため」の他人本位であり、例え好きなことを仕事にできたとしても、自己を曲げなくてはいけない、他人の好みや価値観に合わせなくてはいけない、だから辛いし嫌なこともたくさんある。では、私たちはどんな仕事に就くべきなのか。好きなこと・興味のある事を軸に仕事を選べばいいのか。漱石は「仕事とは自分が他人より抜きんでていることを他人のためにしてやること」だと言います。あなたはどう思いますか? もし時間があったら文章も短いので是非読んでみてください。今に通じるところ、通じないところ、「働く」に対して時間軸で考えてみるのも面白いのではないでしょうか

併せて「私の個人主義」も読んでいただけたら、理解が深まるような気が個人的にはしています。こっちでは“自己本位”について述べているので。

    『クリエイティブマインドセット』 トム・ケリー&デイビッド・ケリー

「デザイン思考」で有名なIDEOの創設者デイビッド・ケリーと弟のトム・ケリーによって「創造性」について書かれた本です。ワークショップデザインとは直接関係はありませんが、僕が非常に影響を受けた本なので紹介します。
デザイン思考のプロセスでは「共感(リサーチ)→問題定義→アイデア創造→プロトタイピング化」を反復して行い「Fail fast, Learn a lot(素早く失敗し、多くを学ぶ)」の考え方でイノベーションを起こそうとします。そしてこれはワークショップを作るときの「学習目標の設定⇔活動目標の設定→プロトタイピング化」にも似ているのかなとか。直接ワークショップには関係のない本ですが、デザイン思考のプロセスとワークショップデザインのプロセスを比較したり、重ねたりすることでたくさんの学びがあるように思っています。
アイデア抽出のツールやデザイン思考についてなど、ネットなどで簡単に調べることはできます。ただそれらを使いこなすための根幹である、自らの創造力に対する自信やそれを活かそうという情熱を持てるようになることが、この本の最も魅力的な点ではないかと思います。
自分のアイデアに自信がないという人、自らの創造性を開花させたい人におすすめの一冊です。

    『ハイコンセプト 「新しいこと」を考え出す人の時代』 大前研一

『モチベーション3.0』で有名なダニエル・ピンクによる、今後訪れる(訪れつつある)「コンセプトの時代」に必要になるであろう6つの感性(デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがい)について書かれています。
この本を選んだ理由は、新しいモノ・コトを生み出すために大切な要素が、とてもシンプルにまとめられているからです。
僕がFLEDGE8期生だった当時は、ワークショップ周辺に対する知識がほとんどなく、周りのFLEDGE生と話をしていてもわからないことがよくありました。ですが、先輩に薦められてこの本を読んでからは、話が理解しやすくなって、自分の中でうまく整理もできるようになった、そんな気がしています。
具体的には、「ワークショップの参加者に何かを伝えるときに“ストーリー(物語)”を意識できているか」「このワークショップ全体を一つの流れとしてみたときに知る活動と作る活動の“調和”が取れているだろうか」「ワークショップの中に参加者が楽しめるような“遊び”が入っているだろうか」といったことを考えるようになりました。
まだ読んだことのない方は「デザイン、物語、調和、共感、遊び、生きがい」これらの6つの感性について学んでみてはいかがでしょうか。

本の紹介を終えて

ということで3冊紹介したのですが、正直なところ、皆さんの参考になったのかどうなのか。もちろん個人的にはお気に入りの本を選んだ自信があるのですが、11期生に向けてワークショップデザインのために役立つかどうかと言われると、首をかしげたくなります。

自分が8期生だったころ何を読んでいたのだろうか、と振り返ってみたのですが、本屋や図書館でワークショップに関連して面白そうな本をなりふり構わず、めくっていたような気がします。でも今回「これだー」という本を挙げられなかったのはなぜなんだろうか、と振り返ってみると、自分のワークショップに関する基本的な考え方は以下の3つから構成されているからだと思います。

1.『ワークショップデザイン論』を繰り返し読みまくる
2. 「安斎さんのブログ」を過去まで振り返って読みまくる
3. 実際にワークショップを企画したり、参加する

なので、僕個人的には、以上を是非おススメしたいなと思います。
矛盾するようですが、紹介した3冊を読むよりも、これらの3つに是非取り組んでほしいというのが、僕の思いです。

ではでは
あでぃおっす(^.^)

KC