「ワークショップってそもそもなんでやるの?」

こんにちは。今年の1月からずーと、良い感じのバイト先を探し求めていましたが、ついに店内BGMがオシャレ風なパン屋さんに採用をいただきました、チームバファリンのずーみんこと小泉です。

今回はFLEDGEを通して感じている「ワークショップってなんでやるんだろう?」というような疑問について、先日開催された小笠原さん(あとで詳述)のワークショップに参加して、考えたことを自分なりに書いていこうと思います。同じような疑問を感じている他の現役生にも、少しでも整理がつくような手助けになるんじゃないかなと思っています。とかいって、手助けにならなかったらすいません。(笑)

ワークショップと講義のちがいって?

FLEDGEに参加してから3か月ほど経ちましたが、ワークショップに対してうすうすと感じてきていることとして、「ワークショップってそもそもなんであるの?」というような疑問があります(現在進行形)。また、チームミーティングをする中でふと、「何のためにワークショップをつくってるんだろう」とか「このコンセプトでワークショップをやって、どんな意味があるんだろう」「あれ、もしかして自分の考えているワークショップとみんなの考えているワークショップってちがうのかな?」というように思うことも何度かありました。そのミーティングのあいだでは自分の考えがうまくまとまらず、自分の考えている「ワークショップとは?」をうまく言葉にすることができないでいました。

FLEDGEではワークショップの”デザイン”を主に学んでいるので、「そもそもワークショップとは?」ということを皆で考える時間はあまりなかったように思います。そんな中、先日、僕が所属している法政大学長岡ゼミでワークショップデザイナーである小笠原祐司さん(NPO法人bond place代表)をお招きして、「ワークショップってそもそも何?」ということを深く考える場がナイスタイミングで開かれました。

当日はゼミ生18名に加えてそれ以外の社会人や他大生12名の計30名でワークショップが開催されました。主な活動としてはまず、知る活動でワークショップの定義を共有したあと、5人一組で”ワークショップ”と”講義”のそれぞれのメリット・デメリットをポストイットに書き出し、ワールドカフェを行いました。そこで出てきた意見として印象的だったものを少し、紹介していきたいと思います。

ワークショップのメリットは「楽しい」「個性が活きる」「自分の考えが整理される」「体験を通して学べる」「参加者同士がフラットな関係」「自分と違う価値観に触れられる」などの意見があり、デメリットは「満足感で終わる」「コツがある」「生産性がない」などがあげられていたのが印象的だったなぁとおもいます。そして、メリット・デメリット両面持つ意見としては「主体性が大事」「答えがない」というもあり、人により様々な捉え方があるように感じました。

講義のメリット・デメリットを見ていくと、前者は「目的がはっきり」「知識伝達に適している」「効率的」だったり、後者は「つまらない」「受け身になってしまう」「決まっているものを習得するだけ」「創造性がない」という意見がありました。そして講義にもメリット・デメリットの両面があるんじゃないか、という意見として「楽」「参加者を管理しやすい」などが出てきていました。

そして特に印象的だったのは、両方のデメリットの共通項として、「講師・ファシリによる」というもの。そうだよなーと共感。

「うん、なるほど。講義は全く悪いところばかりではないのか。」「どちらにもメリット・デメリットがある。」「ああ、じゃ両方のメリットを上手く使い合わせると良いのか!」と、このような結論にグループでは至りました。小笠原さんも「両方を場面によって行ったり来たりしながら行うと参加者の評判がいい」と体験談を語ってくださっていました。

FLEDGEでのワークショップの構造の一つ「知る活動」では、メインの活動を支援するために一定の知識を共有することがあると思います。今回でいえば、まずワークショップの定義を共有して、ワークショップに対する知識の個人差を一定にする、という流れがそれだと思いました。だから知る活動では、講義を上手く活用する場合があるのかなと思います。

僕の考えたワークショップをつくる時に重要なこと

そしてワークは次に移ります。実際、小笠原さんのもとへ届いた「ワークショップをつくってほしい」というような依頼文をみて、ワークショップをデザインする前に依頼主にどんなことを確認・質問をするか、というのを二人ペアで考えました。

小笠原さんは「ワークショップをつくってほしい」という依頼があったらそのままワークショップをデザインし始めるのではなく、依頼主の問題の本質を探るために、まず曖昧な部分を質問したりするそうです。そうやって問題を分析して、問題が定まってきて初めて、ワークショップをデザインし始めると言っていました。なので、もしかしたらワークショップではなくて、講義を行った方が良いという場面もあるのだろうと感じました。

「うん、そうか。解決したい問題が曖昧のままだと、ワークショップをしてもただの満足感で終わってしまうかもしれないのか。。。」
「ん、だとすると、FLEDGEでは依頼主は明確にいないから、自分たちの問題をはっきりさせた上でデザインしていった方が、良いワークショップになりそうだぞ。」と、僕はそんな風に思っています。だけど、現役生は学生だし「働く」に対する問題意識がうまく出てこないので、面白そうなワークの方から考えてみるのも重要だな。と、学習目標と活動目標を行ったり来たりしていることに気づきました。

問題を考えること、またその問題を自分の言葉でちゃんと言えること、そういったことなしに活動が面白いだけのワークショップをデザインしていっては意味がないなぁと感じています。「問題」やそれに伴う「問い」がはっきりしていることは、当日のファシリテーションを行う際の軸がしっかりしているということなんじゃないかなと思っています。

さらに、もうひとつ重要だなと思ったのが、講義には無い「ワークショップの特徴」を掴んでおくということです。「実際に何かをつくる」といった特徴をしっかり押さえられていれば、問題がはっきりしないうちでもワークショップをやる意味がちゃんと伴うのかなと思いました。『ワークショップデザイン論―創ることで学ぶ―』の第一章では「ワークショップの特徴」という見出しでその内容が詳しく書かれているので、要チェックだなと思います。

もやもや一旦解消

ずっともやもやしていた「ワークショップってそもそも何?」という疑問に対して、自分の中ではこんなように一旦整理がついてきました。チームミーティングでたまに「ワークショップって何なん?」という疑問が頭にひっかかりだして、話に集中できない場面が出てきていましたが、とりあえずは整理がついたので次回からちゃんと会議に集中できそうです!
勉強会もあと半分、良いリスタートがきれたかなと思います!