第3回勉強会:プレ実践!【12th報告レポート】

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6月18日、第3回勉強会が行われました。今回のプログラム内容は、“プレ実践”!
8月下旬から9月下旬のどこかで行われる本実践にむけて、まずは身内だけで40分の持ち時間のなかでミニワークショップを開き、それに対して相互にフィードバックし合いさらに学びを深めていきながら、本実践に活きるような実践経験とワークショップへの理解を深めることを目的としています。

◎ほし組の発表

トップバッターをかざるのはチームほし組。「オシャレな写真の撮影会」をメインワークとして据えたミニWSだそう。前半は「ワクワクする休日」というテーマのもと教室内で取り合ってもらい、なぜその写真がおしゃれに見えるのか話し合いました。後半は、前半で得られた見地を踏まえたうえで、「それでは、外に出て撮ってみましょう」との号令がかけられました。

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撮ってきた写真からグループ内で選ばれた良作をスクリーンに並べ、続いて投票形式のコンペティションが行われました。

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一位に選ばれた人に、まるでヒーローインタビューさながらに、どういう意識で撮ったのかを一問一答形式で答えてもらい、それを共有することで、参加者間に楽しく学びを敷衍させる工夫がされていました。

ワークショップを終え、続いて講評の時間。ディレクターの学生たちや、プロデューサーである安斎さんからのコメントでは、「何を学ばせたいのかがいまいち定まっていないのでは。定まってないから、学ばせたい点に向けた構成になっていない。オシャレについて考えるにしても、ひとつの要素について考えるならともかく、ばらばらだと考えるには要素が多すぎる」や「ワークが簡単すぎる。楽しかったけど、ハードファン的な楽しさではなく、真剣に取り組まなくともできるし、やっていて葛藤が生まれない」、「「おしゃれな写真を撮る」という作業をワークショップでやる必要が薄い」などの意見が挙がっていました。

 

◎FaMilYの発表

続いて登場したFaMilYが行ったのは、「におい」をテーマとしたワークショップで、その名も「ハナメガネワークショップ」。まず各グループの中で代表者を一名ずつ選出し、その代表者に特定の「匂い」をかいでもらい、どんな匂いであったかを一言ずつ描写してもらい、そして代表者以外の人たちが、代表者たちが出したフレーズをもとに、その匂いがなんの匂いなのか当てる、というものでした。
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におい

 

その後は模造紙を使って「なぜ同じ匂いを嗅いだはずなのに、解釈の違いが生まれたのか?」という問いが立てられ、それについて話し合いました。そしてそこには、「知らず知らずのうちに抱えている先入観を他者との話し合いの中で浮き彫りにしていく」という企画側の意図が隠されていました。
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FaMilYに対する講評では、きちんと場をよく見て、状況にあったファシリテーションができていた点をほめられつつ、プログラムの内容としては「“先入観”というものを浮き彫りにするのに、嗅覚を使うのはどの程度適切なのか?」や「プログラムの企画側が過度に自分らの考え方を“教える”だけの、いわば押しつけがましい場になっていないか。活動として、ファシリテーターもわからないような深い領分を目標としなければ、創造的な経験学習にはならない」といった指摘がされていました。

 

 

▼今回はワークショップ参加者にも紙によるフィードバックをしてもらいました。写真は遊びに来てくれたOBのJTさん。

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◎1Dの発表

そしてこの日の大トリを務めたチームは、1D。このチームでは「性差」をテーマとしたワークショップが展開されていました。ワークの内容は、「西野カナの曲『トリセツ』を男性目線に書き換える」というものであり、そこから男性と女性の視点や考え方の違いを可視化する、といった内容でした。

例えば、「○○すると長持ちします」というお題に対して、オリジナルでは「定期的にほめると長持ちします」なのですが、参加者からは「干渉しないと長持ちします」となるなど、個人の価値観が色濃く反映される結果となりました。

 

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恋愛というキャッチ―なテーマであったっことから場は非常に盛り上がった一方で、このワークの中に表れた差が、本当に性差によるものなのか、男女関係ない個人差なのではないか、との指摘もフィードバックの時間では挙がっていました。また、「個人間で差があるけど、その差を認識してどうするの?」といった指摘もされていました。

FLEDGEでは創発的な経験学習から何かを“学ぶ”ワークショップをつくることを目的としているのですが、そのなかで言われている“学び”とはなんなのか、もっともっと時間をかけて深めていく必要があるのでしょう。

あれよあれよという間に、これでFLEDGE12thも半分が終わり。次の勉強会からいよいよ本実践に向けて本格的に準備していくこととなります。彼らのさらなる成長に期待しましょう!

第三回