第1回勉強会:イントロダクション【14thイベントレポート】

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14期ディレクターの水波です!
2018年7月14日に、FLEDGE14期の第1回勉強会が開催されました。今回はその様子をレポートでお伝えします!大学・学年・学部の垣根を超えて、12名の大学生14期生としてあつまりました。先日行われた説明会で顔なじみとなった人と再会してはしゃぐ姿が見られるなど、和やかな雰囲気で、第1回勉強会は行われました。
 
今回の勉強会は、以下の4点を主なプログラムとして、進行していきます。
主なプログラムは以下の4つ。
 

・自己紹介
・テーマの深掘り:サステビリティについて
・チーム発表
・ファシリテーション講座

 
 

ガイダンス&自己紹介

まずは事前説明会のおさらいから。
司会・進行を務める和泉から、FLEDGEが大事にしているエッセンスや、半年間のプログラムの進め方について、改めて説明がありました。
 
その後、14期生12名とディレクターに講師の安斎、そして今期のスポンサーとしてご支援いただいている学校法人 角川ドワンゴ学園N高等学校の方々を加えて、自己紹介を行いました。
 
それぞれが気になったことを自由に掘り下げていく形式のもとゆるく進められていく中で、多様なバックグラウンドを持つメンバーのあいだに意外な共通点が見つかったり、その分野に携わる人ならではの知識が披露されたり、たくさんの驚きと発見が生まれていました。
 

 
 

サステナビリティについて理解を深める

ワークショップデザインの際に、クライアントの要望や状況に応じたテーマがあらかじめ設定されていることは珍しくありません。むしろ、ワークショップデザイナーにとっても、なんの制約もない方がむしろやりづらさを感じる場合も多く、何かしらの視点や対象が提示されていた方が作りやすいこともあります。そのためFLEDGEでは、毎期ごとにテーマが設定されています。
 
今期14期のテーマは「サステナビリティ(持続可能性)」
まずは14期生の関心や知識のレベルを揃えつつ、テーマに慣れ親しんでもらうために、ディレクターから「サステナビリティとは何か?」を考えていく講義が行われました。
 

講義の前半ではサステナビリティの意味や語源をはじめとした、一般的な知識のレクチャーが行われました。後半からは、より自由なな視点からサステナビリティを捉えるために、「たばこ」「男女関係」「のび太」など、“一見サステナビリティとは関係なさそうな事柄”であっても生まれうる持続可能性について、示唆的な話がされていました。
 

こうしたディレクターの仮説をもとに、14期生同士でも、「一見サステナビリティと結びついていないようで、実は関連がありそうな事柄」について、ディスカッションしてもらいました。それぞれが持つバックボーンを活かした非常に興味深い話が随所で展開されていました。
 
例えば、医学部に籍を置くあるメンバーは延命治療が患者の命を助けている一方で、医師の長時間労働を引き起こす要因にもなっている点を指摘しつつ、現在“主流”となっているサステナビリティは、じつはある一定の視点から考えられたものに過ぎないのかもしれない、と話していました。
 
また別のメンバーは、「サステナビリティというと、一般的に自然を維持する文脈で語られることが多いが、これから技術がさらに発展した結果として、全て人工物に置き換えた方が長く維持していく可能性もあるのではないか」など、一般的なサステナビリティのイメージ対してに新たな視点から揺さぶりを加えようとする独自の意見が、豊かな議論を巻き起こしていました。
 

 

チーム発表

次はいよいよチーム発表。
これから半年間、ともに活動していくチームのメンバーが発表されました。チームごとに集まって、チーム名を決めてもらいました。ディレクターから「簡単でもいいので、ちゃんと由来も考えて欲しい」という注文のもと、話し合いの中で探り当てたお互いの共通点などをもとに、「Sun flower」「笑い水」「エッグデルフ」という3つのチームが生まれていました。
 


 

ファシリテーション講座

ディレクターの和泉によるファシリテーション講座が行われました。はじめに「ファシリテーション」という言葉に対するイメージを付箋紙に書き出してもらい、グループごとに共有していきます。その後和泉から、ファシリテーションの役割やファシリテーションにも様々な“芸風”があることが講義されていました。
 


 

半年間活動していくために

最後に、チームごとに今後半年間の目標や、大事にしていきたい行動指針をワークシートに書き出してもらいました。用意されたワークシートは個人の目標を書く用紙のほか、チームでの目標を書く用紙もあり、自分たちが半年かけてどれほど成長できるのか、どのチームも真剣に考え、話し合っていました。

 

 
勉強会を終えた個人的な感想として、楽しむところはしっかり楽しみ、学ぶところをは真剣に学ぼうとする姿勢がハッキリとしていて、「楽しく活動に没入し、その結果として学びがある」というワークショップの基本的なスタンスを体現しているように感じました。FLEDGEの半年間が、まるで一つの壮大なワークショップのようだった、とこれまで多くのFLEDGE卒業生が口にしてきた言葉があるのですが、早くもその一端が見られたようで嬉しかったです。
 
いよいよ始まったFLEDGE14期。半年後、どんなワークショップが生まれるのでしょうか。運営のひとりとしてとても楽しみにしています。先述したように、第2回勉強会ではワークショップデザインの根幹、コンセプトづくりについて、実践的に学んでいくを予定です。
今後もレポートしていく予定なので、どうぞご期待ください!

文・Hikaru Mizunami
編・Yuta Watanabe

「ワークショップにおける学び」と「ワークショップにおける良い問いとは何か?」にまつわる話【後編】

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二日前にアップした前編で私は、ワークショップデザイナーの一番大きな責任は、「問う価値のある問い(すなわち学習目標)を用意し、参加者と一緒にその問いについて探求できる場をつくることではないか」と書いた。私にとっては、「価値のある問いをファシリテーターと参加者がともに探求しているワークショップ」こそが、良いワークショップなのだ、と。

それでは「参加者にとって問う価値のある問い」とはどんな問いなのだろうか。これも人の数だけ違った考え方があるだろう。なので、「問う価値がある問い」とっても、あくまで「私がこういう問いだったら、自分も探求したいし、おそらく多くの人も探求したいと感じてくれるのではないかと思える問い」でしかない。具体的な体験に基づくわけでも、学術的な根拠があるわけでもない。このコラムも、正しいか間違いかは実際にはわからないが「今のところこれが正しいのではないかと思いながら実践しようと思っています」という宣言であり、一方で「どう思いますか?」という問いかけでもある。どうかご笑覧ください。
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「ワークショップにおける学び」と「ワークショップにおける良い問いとは何か?」にまつわる話【前編】

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先日行われた第3回勉強会にて行われた安斎さんへの質疑応答の時間のなかで、大学で教育学を専攻しているというひとりの参加者から、こんな質問が飛んだ。

“教育学部として学んでいくなかで、先生として「学ばせなきゃいけない」という思いが強くて、ゴールを設定しなきゃいけないとする傾向がある。「ワークショップにおける学び」とはなんなのか?という疑問がいつもあって、もやっとしている。”

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13期募集開始!

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こんにちは。

12期の終了から約半年、いよいよ4月からFLEDGE13期がスタートします。
今期も講師としてご東京大学大学院特任助教・安斎勇樹さん、チーフディレクターとして場創師4年生の和泉裕之さんのお二人にご参加いただけることとなり、そこに昨年までメンバーとして参加していた12期生から数人がディレクター(運営係)として加わりました。そうした新たな体制のもと、「居心地のいい勉強会をデザインする」というテーマのもと、ワークショップデザインについて、基礎から専門的な領域まで幅広く学べる場を製作中です!
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party of the future2016で体感した「非日常性」がワークショップにもたらすちから

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POFとは?

5/3と5/4、GWど真ん中に二日間かけて行われた、同志社女子大学の上田信行先生と通称girls bandと呼ばれる上田ゼミが主催するイベントparty of the future(POF)に参加してきた。このイベントは、人と人との出会いがあり、playful(プレイフル:物事に対してワクワクドキドキする心の状態)な活動や会話を通して新しいアイデアや考え、思想が生まれる場所としてのパーティを実験的に生み出す試みであり、20年以上まえから毎年開催されている。舞台は奈良県吉野にある吉野ネオミュージアム。この三階建ての建物は、いわゆる吹き抜けのような構造になっていて、上の階から下の階の様子を見降ろすことができるようになっていた。そしてそうした構造には「活動を物理的にいろんな視点を体感できる空間が、既成概念のクラッシュを生み出す」という上田先生のねらいが込められている。

構造1

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12th説明会の企画会議に思うこと/対話のハナシ

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12期説明会が2週間後に迫っている。
説明会では私たちディレクターがつくったワークショップが「お手本」として披露される運びとなっていて、現在ミーティングを重ねながら、鋭意作成中だ。

ミーティングで生まれる“対話”

個人的に12期のディレクターたちと行うミーティングは、とても楽しく、“対話”に溢れていると感じている。この場合の“対話”とは「相手の考えにしっかりと耳を傾けて、なぜそう思うのかと問いかけることでその内側にある想いに触れ、それを踏まえた自分の考えを語りお互いの価値観をすり合わせながら、双方が納得できるような新しいアイデアを探る活動」を指す。例えば、
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本質的な話をするということ

FLEDGEでの活動もかれこれ五ヶ月目を迎え、シャイニーという普段まったく耳慣れないあだ名で呼ばれることにも少しずつ慣れてきた。こんにちは、シャイニーです。

八月の頭、FLEDGE11期オリジナル企画、「場創師がゆく」が行われた。場創師(別名ワークショップ・デザイナー。つまりプロな人)であり、11期の総合ディレクターである和泉裕之さんが、各班のミーティングにお邪魔して、進捗のチェックしながらアドバイスを送る、という企画だ。そして先日8月2日、私たちのチーム、SAMYのミーティングにも和泉さんがやってきた。

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