ワークショップデザインのために読んだ方がいい本~へるめ編~

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※4期のへるめさんが寄稿してくださいました。へるめさん、ありがとうございます。

どうも、4期のヘルメです。現在はOBとしてちょこちょこ顔を出させていただいております。

この記事は、ワークショップデザインを学ぶ上で参考になりそうなおすすめ本3冊を紹介する、ということで書き始めたのですが、紹介する3冊は、どうも「学ぶ上で」というより「考える上で」おすすめになる本、と言った方が適切なものになったかと思います。

そもそも「ワークショップ」とは何なのか? わたしたちが生きる上で「ワークショップ」とはどのような存在なのか? そして、ワークショップというのはそもそもどうあるべきなのか? そういったことに関心のある人におすすめしたい本を紹介します。

ワークショップを教育工学的に考える。

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対話とはなにか−思想的に捉え直してみる−

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※4期のへるめさんが寄稿してくださいました。へるめさん、ありがとうございます。

対話とはなにか。

この問いがどれだけ問われる必要があるか、ということについてわざわざ語りはしない。また、当たり前のことだが、定義は細分化した学問領域によって異なってくる。哲学的な実践においてはその定義は認識(知るということ)を巡ったものとなるだろうし、臨床心理学的実践においては、個人の心理的な治癒を目指して位置付けられ、定義されるだろうし、認知科学においては、創発や理解を巡って語れるだろう。つまり、対話とはなにか? という定義の問題は、それを問う者が位置している実践状況に依存している。 このような実践状況を踏まえない定義の議論は不毛だろう。そして、 Continue reading “対話とはなにか−思想的に捉え直してみる−”

party of the future2016で体感した「非日常性」がワークショップにもたらすちから

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POFとは?

5/3と5/4、GWど真ん中に二日間かけて行われた、同志社女子大学の上田信行先生と通称girls bandと呼ばれる上田ゼミが主催するイベントparty of the future(POF)に参加してきた。このイベントは、人と人との出会いがあり、playful(プレイフル:物事に対してワクワクドキドキする心の状態)な活動や会話を通して新しいアイデアや考え、思想が生まれる場所としてのパーティを実験的に生み出す試みであり、20年以上まえから毎年開催されている。舞台は奈良県吉野にある吉野ネオミュージアム。この三階建ての建物は、いわゆる吹き抜けのような構造になっていて、上の階から下の階の様子を見降ろすことができるようになっていた。そしてそうした構造には「活動を物理的にいろんな視点を体感できる空間が、既成概念のクラッシュを生み出す」という上田先生のねらいが込められている。

構造1

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第2回勉強会:コンセプト生成【12th報告レポート】

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はじめに

前回の第1回勉強会から2週間後の5月11日(水)の夕方、第2回勉強会が行われました。
今回はワークショップづくりにおいて最も重要と言っても過言ではない、「コンセプト生成」の方法について、反転授業や簡単なグループワークを用いて、理論と実践の両面から学ぶことを目的としました。また、OB・OGである4期の中岡晃也さんや9期の村松美紀さんが遊びにきてくださいました。こうした縦のつながりが強いことも、FLEDGEの魅力の一つですね。
さて、今回の勉強会にあたって、12期メンバーには3つの課題が与えられていました。
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